12V対応の自動車をエンジン始動させることのできるジャンプスターター機能が標準で付いているポータブルバッテリーは、自分がとことんネット上で探した限りVTOMANだけでしたので、これを比較的安価に買えたことには非常に満足しています。(買った当時、21000円引きセール中だった上、ジャンプスターターケーブルとキャリーカートを無料プレゼントしてくれるキャンペーンでしたので、実質98387円でソーラーパネル込みを買えた計算になります。)
出力が1500Wもありエアコンやドライヤーのような高出力の家電も使用できて、ピーク電流が2000Aというジャンプスタートも可能な大出力が保証されていることは、非常に頼もしい限りです。非常時に使用する物ですから、能力的にヘビーデューティーであることは必須要件と言えると思います。
14kgという「持てなくもない重さギリギリ」という範囲内で考えられる限りの大容量ですから、妥当な選択と思います。もっと大容量の商品の方が本当は非常時に助かるのでしょうが、えらく高価になりすぎる上に、重くて運ぶのも一苦労であるようでは実用性に疑問が生じるからです。
大容量を求めるなら、別売りの増設バッテリーを繋ぐと恐ろしい大容量になるという機能もありますのでそのオプションもあるのですが、うちの場合は予備バッテリーを置く場所も、バッテリーを2つも買う財力も運ぶ体力もありませんので、Jump1500X単体で運用しようと思っています。
また、温度変化や熱暴走にも強いリン酸鉄リチウムイオン電池を使用しているので、あまり信用ならない中華メーカー製とは言え比較的安心できるかなと思いたい気持ちがあります。→正直ここだけがかなり不安です。表に出ているスペックだけ信じて買いましたが、多少機能的に不便でもアメリカ製かJVCのものにすれば良かったのではないかとも思えてきて少し後悔してます。今後レポートします。
同メーカーの220Wソーラーパネルとの併用で、簡単且つ効率的に太陽光充電ができることも、停電時やキャンプ時には非常にプラスです。ソーラーパネルは結構大型で重いのですが、折り畳んで運搬できるギリギリの重さで、携帯性が実用的なのが良いです。
ただし、別売りのジャンプスターターケーブルは長さがあまりにも短かすぎるので、クソ重いJump1500Xをキャリーカートで運んで地面に置いたままでは自動車のバッテリー端子には届きません。なので必然的に延長用のブースターケーブルが別途必要となるでしょう。
また同様に、ソーラーパネルに付属する充電ケーブルも短すぎるので、屋外にパネルを設置したまま屋内に置いたJump1500Xへ充電させるには届きません。なので必然的に、延長用の充電ケーブルを買う必要性があります。
一番の問題は、出力される正弦波が60Hz限定であり切り替えができないという点です。これは買ってから気付かされることなので注意が必要です。東日本にお住まいの人で50Hzのみ対応の家電を使いたい場合は、きちんと作動する保証が無い場合があります。
非常時に備えて常に充電を欠かさないようにする必要があるわけなので、ウチの場合、SwitchBotのプラグミニと接続して、オートメーションを組み、1週間に1回ほど5時間だけ自動的に充電させるようにしました。年間53回充電したとして、本製品の充放電限界3000回へ達するには56年もかかる計算ですから、バッテリーそのものの想定寿命が10年であることも考えれば、余裕のある楽な運用方法ではないかと愚考しています。この手の商品はSet&Forgetが基本だと思っていますので、充電作業がめんどくさいとお思いの方々にはお勧めです。
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